“Umi” by Su group from 20230729 to 20230820
Ritsuki Fujisaki Galleryでは、7月29日(土)から8月20日(日)まで、Su groupによる展示”Umi”を開催いたします。
8月12日(土)には、Su groupによるパフォーマンスが行われます。
Su groupは、Kornieieva BarbaraとMarko Titovskiyの二名によるデュオコレクティヴです。
彼らはウクライナのドンバス(Донба́с)で生まれ育ち、昨年、ロシア・ウクライナ戦争に伴う日本への移住とともにグループを結成しました。 現在の拠点は海沿いの茅ヶ崎。
本展では、「海」と「水平線を照らす」と名付けられた2つのプロジェクトを展示します。
8/12(土) 17時より、Su groupによるパフォーマンスを行います。
ポール・ヴァレリー(1871-1945)が書いたフランスの詩「海辺の墓場」(原詩:Le Cimetière marin)(1920年)は、私たちの存在と時間とのあいまいなつながりを暗示している。
海は何かを分断しているが、同時にすべてを含んでいるようにも見える。
海に浮かぶ孤立と包摂の明滅は、私たちを惑わす。
プロジェクトについては、以下のステートメントそれぞれをご覧ください。
作家ウェブサイト
https://www.svobodnyiyuniversitet.com/
海
この大きな愛は、私たちに明日への希望を与えてくれる。
移住体験の指標としての海
定住地を持たずに苦労している限り、私たちはこう信じるしかない
この偉大な海が、私たちに明日への希望を与えてくれる」と。
水平線を照らす
この大きな愛は、私たちに明日への希望を与えてくれる。
“水平線を照らす”は、人間の精神の回復力の証であり、どのような状況にあっても、希望は私たちを明るい地平線へと導いてくれると信じている。
この作品は、見る人に自分自身の夢を抱き、より良い未来を思い描き、希望の変容の力に慰めを見出すよう促す。
象徴的なイメージと複雑なディテールを通して、この作品は私たちを希望の旅へと誘い、
一歩一歩踏み出すたびに、世界が少しずつ明るくなっていくことを思い出させてくれる。
構図の中心はない。発見されない動きだけ。私たちは日本の「無」の哲学を探求する。
この作品は、見る者をさらに探索へと誘い、隠された細部を明らかにする。
曼荼羅を彷彿とさせる複雑なパターンが構図全体に織り込まれ、すべての存在の相互のつながりと、希望が育まれ、
集団で共有されるときに生まれる無限の可能性を意味している。