RitsukiFujisakiGallery

YAMAMOTO Layla




山本れいらは1995年、日本、東京生まれ。

2015年 シカゴ美術館附属美術大学 入学、’Distinguished Merit Scholarship’ 及び ‘Art Bash recommendation’ を獲得。

在米中に体感した日米の文化間のギャップを重要なテーマのひとつとして、原発問題やフェミニズムなどの社会課題を問いかける作品を制作。





山本の作品シリーズは、その歴史的文脈から導き出される政治的批判性によってよく知られている。

これらは、彼女の米国での滞在経験から来る、女性や文化の差異を取り巻く社会規範への問題意識による。

山本を際立たせる特徴は、イシューの単純化や、二元論的な解決策の限界が見え始めている現代において、その困難さにも関わらず、社会的な問題自体を複雑系として引き受ける真摯な態度だ。





山本が扱う大きなトピックの一つである、フェミニズムアートでは、家父長制に代表される伝統的な社会構造へ批判的目線を投げかける。

例えば、戦後日本政府により主導された特殊慰安施設協会(RAA)や、妊婦の権利に関する歴史的な諸問題を、現代へと地続きのトピックとして引き出している。





また、社会的表象に関しては、少女文化、アニメ、広告等のイメージを取り上げ、女性への性的搾取の歴史に対するフェミニズムアクションを行っている。



一方で、山本の主要な狙いの一つは、ポストコロニアル時代における歴史的な間接支配を曝くことだ。

これは、日米間の戦後関係の中での、核の抑止力による均衡や天皇制に対する入念なリサーチと洞察により実践されている。